【クトゥルフ神話TRPGリプレイ】トートの短剣#8

KP
さて、前回はアシュムネインで町長から神殿の手がかりを得たあと、
アンナがダリアと再会して、ミハイールの疑惑について話をしたところからだったね。
では、続きを始めよう!

エリシャ/アンナ
おー!

KP
アンナはダリアと別れたあと、町長の家に戻りました。
この後どうしますか?

アンナ
まず、エリシャに先ほどダリアと会って話したことを伝えます。
かくかくしかじか。

エリシャ
えっ!ミハイールが怪しいかもしれない!?
そんな…!
初めて会った時に心理学したけど、怪しい素振りはなかったよ?

アンナ
心理学は相手も心理学に長けていれば欺くことができたはず。
まぁ、ダリアが本当のことを言っている保証もないから、
まだ五分五分だと思うわ。

用心のため、今後はミハイールには注意して接しましょう。
あと、クリストフにも伝えないとね。

エリシャ
そうね…。

KP
では、情報交換も終わったところで、
この後二人は夕食を食べて休んだということでいいかな?

アンナ
はい。

KP
では時間を進めます。
その夜…、エリシャは新しい幻視をみました。

信者もしくは神官の一団が神殿に入っていき、それを追うかのように進んでいく。
隠し戸が開くと彼らはそこに入っていき、武装した衛兵と遭遇する。
その衛兵の顔は神殿の表にある、巨大な動物の石像のそれとまったく同じだ。
その体は背中と上腕が毛で覆われ、その手にはかぎ爪が生えている。背を曲げたかのような姿勢で、奇怪に曲がった関節と変形した足で立っている。

KP
このような邪悪な化け物をみたエリシャはSANチェックです。
成功で0、失敗で1D6のSAN値の消失です。

エリシャ
ひぇ~。

エリシャ
SANチェック 75 → 34 成功

エリシャ
ほっ。

KP
では、SANチェックに成功したエリシャはSAN値の喪失はありません。
その後、一行は長い階段を下っていき、回廊とトンネルの迷路へと進んでいきました。

幻視はそこで終わりです。
この幻視は2時間続きました。
エリシャはSAN値を1減らしてください。

エリシャ
SAN 75 → 74

エリシャ
KP、私は朝になったら普通に目を覚ましていいの?

KP
はい、いいですよ。

エリシャ
朝、目が覚めたら、アンナを起こして
昨日の幻視の内容を話します。

アンナ、起きて。
また幻視視たの!

アンナ
う~ん、朝から何??
えっ!?幻視を視た!?

神殿の中に化け物が?
だとすると神殿の中はやっぱり危険かもしれないわね。
神殿を見つけたら注意して進みましょう。

KP
では、この後二人はどうしますか?

アンナ
今日からは遺跡の探索ね。
ミハイールとクリストフと合流して、町の北側にある遺跡に向かいましょう。

KP
では、君たちはミハイールとクリストフと合流し、
町長の家を出て、街の北側にある遺跡に向かいました。

町を出て北に200mほど歩いたところで、
砂漠に埋れた遺跡らしきものが見えて来ました。
砂漠の中にさらされた遺跡は表面が風化しており、
相当に長い時間放置されていたことが分かります。

アンナ
念のためだけど、あたりに神殿のようなものはある?

KP
まわりを見回してみましたが、神殿のようなものは見当たりませんでした。

アンナ
まぁ、そんな簡単に見つかるわけないわよね。
とりあえず、地図で印がつけられていた場所に行ってみましょうか。

エリシャ
じゃあ、まずは一番近そうな左端の印の場所に行きます。

KP
では、君たちは左端の印がつけられた場所に向かいました。
印の場所につくと、そこには一際大きな瓦礫の山がありました。

アンナ
瓦礫の山?
何の瓦礫か分かりますか?

KP
一見したところ、古代の建築物の一部のように見えます。
それ以上詳しく知りたければ、<考古学>でロールをどうぞ。

エリシャ
考古学 80 → 18 成功

KP
考古学に成功したエリシャは、これらの瓦礫に人間や動物をかたどった印がつけれているのを発見しました。
さらにエリシャは<アイデア>で振ってみて下さい。
  
エリシャ
アイデア 80 → 07 成功

KP
エリシャはこれらの印が、幻視で見た街の壁に掘られていた印に似ていることを思い出しました。

エリシャ
ということは、もしかするとこの遺跡は幻視で見た街と同じ場所なのかも。

とすると、幻視の中では神殿は街の近くにあったから、
この近くに神殿がある可能性が高いわね。

本当はみんなにも情報共有したいけど、今はミハイールもいるから何もわからなかったフリをしておこう。

エリシャ
「調べてみたけど手がかりはなかったわ。
とりあえず次の印の場所に行ってみましょう。」

アンナ
じゃあ、次は右側の印がある場所に行ってみましょう。

KP
君たちは右側の印がある場所に向かいました。
ここでは地面から湧水が絶え間なく噴き出しており、小さなオアシスになっています。

アンナ
じゃあ、とりあえずオアシスとその周辺に<目星>してみます。

KP
では、ダイスロールどうぞ。

目星
エリシャ 80 → 28 成功
アンナ 70 → 08 成功

KP
二人はオアシスとその周辺を詳しく調べてみましたが、
特に何も見つかりませんでした。

アンナ
うーん、ここも何もないのかしら?

エリシャ
(こっそり)
KP、ここで私のオリジナル技能を使ってもいいですか?

KP
OK。どうぞ。

エリシャ
オアシスの湧水に触れて<サイコメトリー>を使います。

エリシャのオリジナル技能
サイコメトリー(心霊考古学)

場所や建物、物品に込められた記憶を読み取る能力。
使用時に毎回SAN値を1消費する。
この消費によって発狂することはない。

エリシャ
サイコメトリー 75 → 52 成功
SAN 74 → 73

KP
サイコメトリーに成功したエリシャは、次のイメージが頭の中に浮かんだ。
この場所は遠い昔は広場の水汲み場であり、
褐色の肌をした人々が順番に水を汲んでいる。
広場には白い鳥がいる。

エリシャ
もしかして、その広場って幻視に出てきた広場と同じ場所ですか?

KP
では、アイデアでダイスロールをしてみて下さい。

エリシャ
アイデア 80 → 44 成功

KP
アイデアに成功したエリシャは、
サイコメトリーで視た広場と、幻視で視た広場は
非常に似ているように思いました。

エリシャ
やっぱり!
じゃあ、近くに神殿があるのは間違いなさそうね。

ミハイール
エリシャさん、どうかしましたか?

エリシャ
「ううん、なんでもないわ。
ここには何もないみたいだから、次の場所に行きましょう。」

アンナ
じゃあ、最後の印がある場所に行きましょう。

KP
では、君たちは最後に印がある場所に向かいました。
印のある場所に着くと、そこには高さ4mくらいの大きな石がありました。

アンナ
何かしらこの大きな石?
自然にできたものなのかしら?

エリシャ
KP、大きな石に<目星>してみます。

KP
ダイスロールどうぞ。

目星 
エリシャ 80 → 23 成功
アンナ 70 → 08 成功

KP
目星に成功した二人は、この大きな石は、
元は人の手でつくられた石像であることが分かりました。

アンナ
石像?
何の像かわかる?  

KP
<考古学>に成功すれば何かわかるかもしれません。

エリシャ
考古学 80 → 18 成功

KP
考古学に成功したエリシャは、この石像は何らかのしゃがんだ動物を象っていることがわかりました。

エリシャ
KP、またこっそりこの石像にサイコメトリーできますか?

KP
はい、どうぞ。

エリシャ
サイコメトリー 75 → 77 失敗
SAN 73 → 72

KP
残念ながらエリシャの頭の中には何のイメージも浮かんできませんでした。

エリシャ
サイコメトリーは失敗しちゃったけど、
確か神殿の前にはしゃがんだ動物の石像があったような…。
KP、この石像が幻視で視た石像と同じものかわかりますか?

KP
目の前の石像は表面が風化しており、
幻視で視た石像と同じものかどうか
エリシャにはわかりませんでした。

エリシャ
(うーん、でも印のあった他の2カ所に神殿はないはずだから、
ここに神殿があった可能性が高いはず。)

KP、周りに神殿らしきものはありますか?

KP
あたりを見回してみましたが、一面の砂漠があるだけで、
目につくものは何もありません。

エリシャ
うーん・・・。

アンナ
とりあえず印の場所は全部調べたけど、
今のところ手がかりは無しね。

KP
えー、ではそうこうしているうちに日がくくれてあたりは暗くなってきました。
このまま探索を続けるのは、今日は難しそうです。

アンナ
じゃあ、今日はこれくらいにして、
町長の家にもどりましょうか。 

エリシャ
そうね、そうしましょう。

KP
では、4人は町長の家に戻りました。

アンナ
あ、そうだ、部屋に戻る前に
ミハイールに『無名祭祀書』に書かれていた内容を聞かなきゃ。

KP
ミハイールは『無名祭祀書』をアンナに返し、
次のように話しました。

ミハイール
「その魔道書には、様々なカルトや冒涜的な儀式が書かれていました。」
「しかし、それ以外には神殿の手がかりになりそうなことは、
何も書かれていませんでした。」

アンナ
「町長の話だと、この『無名祭祀書』に
短剣の儀式のことが書かれているんじゃないの?」

ミハイール
「私もそう思って隅々まで探したのですが、
なぜかそのような記述はありませんでした。」

アンナ
ちょっと引っかかるけど、
ありがとうと言って、その場は納得したようにみせて、
部屋に戻ります。

KP
では、二人は部屋に戻りました。

エリシャ
二人きりになったところで、
昼の探索の時に話せなかった印のついた場所でわかったことをアンナに話します。
かくかくしかじか。

アンナ
サイコメトリー!?
エリシャにそんな能力があるなんて驚いたわ。
じゃあ、最後の石像のあった場所が一番あやしいってことね。

エリシャ
そうなんだけど、今日調べた限りだと周りに何もなかったわ。
長い年月がたって、神殿が崩壊しちゃったのかも…。

アンナ
うーん。幻視に手がかりがあるかもしれないから、
幻視の内容をよく思い出してみましょう。

幻視では、神殿に入ったあとはどうしたの?

エリシャ
えーと、神殿に入ったあとは確か・・・。
長い階段を下ったような・・・。

アンナ
階段?
神殿が地上にあったなら、地下に下りたってこと?

エリシャ
あっ、そうか!
地下に下りたってことは、多分、儀式の行われた祭壇は地下にあるんだわ。

アンナ
そうだとすると、神殿の地上部分は年月が経ったせいで崩壊してしまっていても、
地下部分はまだ残っているかもしれないわね。

エリシャ
石像の周辺を掘れば、地下への入り口が見つかるかも。
明日は石像の周辺を掘ってみましょう。
 
アンナ
じゃあ、神殿の探索はそうするとして、
あとは『無名祭祀書』のほうね。

ミハイールは儀式の手がかりはなかったって言ってたけど、
嘘ついている可能性もあるし、やっぱり読まないとダメよね?

エリシャ
そうね、じゃあ私が読むわ。
アンナよりSAN値高いし。

アンナ
うぅ。
短剣の呪いにかかってるエリシャより私のほうがSAN値が低いなんて…。

エリシャ
まぁまぁ。
では、KP、『無名祭祀書』をぱらぱらと斜め読みします。

KP
では、エリシャは『無名祭祀書』を斜め読みしました。
SANチェックをどうぞ。
成功で1D4、失敗で1D8のSAN値の減少です。

エリシャ
SANチェック 72 → 93 失敗
1D8 → 8

SAN 73 → 65

KP
一度に5以上のSAN値を失ったエリシャはアイデアに成功すると一時的狂気に陥ります。

エリシャ
ひぇ~。

エリシャ
アイデア 80 → 42 成功

エリシャ
1D10 → 10
混迷

KP
一時的狂気に陥ったエリシャは、その場で胎児のように丸く蹲ってしまいました。

アンナ
エ、エリシャ!大丈夫!?

KP
そのまま数分立つと、エリシャは正気に戻りました。

エリシャ
はっ!私はいったい?
そうだ、『無名祭祀書』を読んで強いショックを受けて…。
KP、『無名祭祀書』には短剣の儀式について書かれていましたか?

KP
『無名祭祀書』には様々なカルトや冒涜的な儀式について書かれていましたが、
短剣の儀式については書かれていませんでした。
ここでエリシャはアイデアを振って下さい。

エリシャ
アイデア 80 → 6 成功

KP
アイデアに成功したエリシャは、
本の途中で一部のページが千切られた跡をみつけました。

エリシャ
なにこれ?
一部のページが千切られてるみたい。

アンナ
誰かがページを破ったってこと?
まさかミハイールが…?

エリシャ
明日問い詰めてみる?

アンナ
「最初から破れていた。自分は知らない」って言うに決まってるから、
問い詰めても無意味ね。
元の持ち主の学者が千切って持ち出した可能性もあるし。

エリシャ
じゃあ、とりあえず『無名祭祀書』のほうは置いておくしかないわね。
明日は大きな石のあったあたりを掘ってみる?。
でも、ミハイールに神殿の手がかりを見つけたことを知られちゃうかしら?

アンナ
じゃあ、二人組で二手に分かれるのはどう?

力仕事もあるから、男女でペアになるのが自然ということにして、
エリシャとクリストフが大きな石の場所、
私とミハイールが瓦礫の場所を調べることにするの。

そうすれば、エリシャはクリストフと地下への入り口を探せるし、
私はミハイールを神殿の場所から離して見張ることができるわ。

エリシャ
あ、それいいアイデアかも!
そうしましょう。

KP
といったところで今回はここまで。
次回は果たして二人の思惑通りに事は進むのでしょうか?
ご視聴ありがとうございました。

TRPGリプレイ
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